介護に行って気づいたこと
皆さんこんにちは。ナカタニの代表をしております片嶺です。
今回は、私が先日経験したお話をさせて頂きます。
先日母より、
「一週間ほど入院することになり、その間お父さん(私の父)が一人で留守番をするので心配だ」との連絡がありました。
父は10年以上前から認知症と糖尿病を患っており、何事もなく一人で日常生活を送れるかと、父を一人自宅においていくことに若干不安がある・・・との理由があったからでした。
特に、父は散歩が好きで、1時間ほどの散歩を1日に3回するのですが、そのうち何回かは帰り道が分からなくなってしまい、自宅へ帰って来ることができなくなったことがありました。
また、母が入院することを父に再三説明したのですが、しばらく経つとその事を忘れてしまっていたので、入院中自宅にいない母を探しに出かけて、自分が迷ってしまう恐れもあります。
母を安心させたいということと、父が心配ということもあったので、数日間実家に帰ることにしました。
そしてその不安は的中しました・・・
父の散歩についていく→→帰り道に自宅とは異なる方向に歩いて行く
目を離すと→→糖尿病でお医者さんに止められている食品を食べようとする
他にもいろいろ問題のある行動があり、たった数日間父と一緒に過ごしただけで、かなり疲弊してしまいました・・・
コロナ禍において、こんな毎日過ごしている母は、本当に凄いなあ・・・と思いました。
その中でも救いだったことがあります。
毎日朝9時にヘルパーさんが来て、1時間ほど父の対応をしてくださることでした。
本当に助かりました。
私のように認知症を患っている家族がいる方の中には、「認知症の本人が頑なに病院に行きたがらなくて、どうしたらよいかわからない」など、ちょっとしたことから、あまり人に話したくないことまで、多くの問題を家族の中だけで抱え込んでしまっており、誰にも相談できない方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時にはお近くの包括支援センターに相談をすることをお勧めします。
まずは本人を連れて行かなくても相談できます。
それまでどうしたらよいかわからなかった父の介護について、要介護認定を受けたり、介護に関する支援の流れの説明を受けたりすることで、少し気が楽になったのを覚えています。
その時に相談に行ったからこそ、今回の母の入院中もヘルパーさんが毎日来てくれて対応してくださったのです。
日本が超高齢化社会になるにつれて、このような問題が増えてくると思います。
我々が保険を通じて、アドバイスできることもございます。
保険とは関係のない話かもしれませんが、このようなことも私共にお気軽にご相談ください。