水分補給の大切さ
2025年もあっという間に夏を迎え、気温がどんどん上昇して暑い日が続いていますね。
これからバーベキューやキャンプなど屋外での楽しい活動が増えていく時期ではないでしょうか。
ところで皆様は日々、水分をこまめにとることができていますか?
近年ニュースなどでもよく見聞きするようになった「熱中症」を予防するためにも水分補給は凄く大切です。
そもそも、どうして水分は必要なのかと言いますと…
私たちのからだは、半分以上が水分でできています。
体の水分量は大人で約60%、年齢を重ねるとともに少なくなり、高齢になると約50%と言われています。
水分は栄養を運んだり、老廃物を排出したり、体温を調節したりと、私たちが生きるために大切な働きをしています。体の水分が不足すると脱水を引き起こしてしまいます。
健康な生活を送るためにも、水分補給は欠かせないのです。
では、人間の体から毎日どれくらいの水分が出ていくのかご存知でしょうか?
実は体からは尿や便として排泄される分、呼吸や皮膚から蒸発していく分など毎日およそ2,500mLもの水分が失われているのです。
さらに気温が上がったり運動をしたりすると汗をたくさんかくので更に体の外へ出ていく水分が増えるのです。
そうなると、1日に水分はどのくらいとるといいのでしょうか?
水分のバランスを保つためには体から出てしまった分と同じ量の水分をとる必要があります。
水分は食事にも含まれているのでごはんや汁物、野菜をそろえて3食とることで、約1,000mLの水分をとることが可能だそうです。
また体に栄養が取り込まれてエネルギーとして燃焼する時に約300mLの水が体内で作られます。
ですので、飲み物からは少なくても約1,200mL~1,500mLは摂取できるように心がけられると毎日失われる2,500mLの水分を補うことができ、体の水分バランスを保つことができます。
運動をしてたくさん汗をかく場合などは、水分量を増やして調節していきます。
※水分に制限のある方は医師や管理栄養士にご相談ください。
ここで水分補給時のポイント!
水分は一度に摂取しても、体に吸収されずに排出されてしまいます。
朝起きた時・食事をする時、食事の合間、運動中やその前後、入浴の前後、寝る前など1日のなかでこまめに水分をとる習慣をつけるとよいそうです。
また、よくある水分補給にまつわる間違えとして、お酒は水分補給にはなるのでは?
とお考えになる方もいらっしゃるかと思いますが、飲酒は水分補給にはなりません!!
ビールなどのアルコールには、利尿作用があるので、飲んだ分以上の水分が尿として排泄されてしまうため水分摂取には向きませんのでご注意ください!
それでは皆様も水分をこまめにとり、熱中症に気を付けて毎日をたのしく過ごしていきましょう!