ロードアシスタンスについて。特にトラックをお持ちの方は要注意!!

乗用車にお乗りの方はあまり縁のない話ですが、トラック(貨物車両)は積荷を載せた状態で、事故や故障により走行不能になることも少なくありません。特殊な機材を使って荷下ろしするような積荷の場合、労力だけでなく費用も掛かってしまい損害が拡大してしまいます。

自動車保険付帯のロードアシスタンスは、自動車事故や故障が原因で走行不能になった場合に契約車両を修理工場まで移動させるための費用保障であって、車の修理のためにトラックから積荷を降ろす作業にかかる費用は補償対象外です。

そもそもロードアシスタンス特約とは…

ご契約の自動車が事故、故障またはトラブルにより走行不能となった場合に、運搬費用および応急処置費用を合計で、15万円を限度に保険金をお支払いする特約です。

冒頭のようなケースは運送業者向けの保険、【物流業者包括賠償責任保険(ペットネーム:L-Pack)】にて対応可能です。

L-PacKとは貨物の輸送中・作業中・保管中に発生した損害に関し、運送業者の荷主・元受け運送人に対して負担する法律上・契約上の賠償責任を補償する保険で、ほとんどすべての偶然な事故(例:火災・爆発、輸送用具の衝突・転覆・脱線・墜落等)によって生じた損害に対して保険金が支払われます。

また、貨物積載中の輸送用具に発生した火災、爆発、衝突、転覆、墜落および電気的・機械的事故による輸送機能の停止、輸送用具の盗難が発生した場合は、荷卸し・保管・ 再積込および仕向地への再輸送の費用を特別継搬費用としてお支払いします。

 

貨物を輸送する会社はほとんどの会社が加入されている保険ですが、特別継搬費用についてはご存じの方がまだまだ少ないと思います。

輸送中の事故や故障等のトラブルで、積荷を載せたまま修理工場による必要が生じ、修理工場で積荷を他の車両に移し替えなければならない、積荷を下すためにフォークリフトを借りてこなければならないといったアクシデントが発生した場合は、当社もしくはご加入されている保険会社、代理店に相談してみてください。